2014年3月23日日曜日

今シーズンは最後かな?

今シーズンは最後になると思われる戸隠スキー場行ってきた。

娘は去年からスキー始めたのですが、うまくなったなぁ・・・

撮影はSony HDR-AS30V のPS モード (1080-60P)、手ブレ防止ON。

60pで撮影した動画を、MacプリインストールのiMovie09で編集しようとしたところ、取り込みは出来るんだけど、出力は30pでしかできない・・・

色々調べてたら、iMovie2013だったら60pでも出力できそうだったので、わざわざOSを10.9にアップグレードして、iMovie2013で編集後60pで出力・・・しようとしたけど、フレームレートを設定する場所がわからず、結局断念・・・

・・・しようと思ったけど、そういえばGoProStudioってGoProの動画編集ソフトだったら60pで出力できるって聞いたことがあったので、早速ダウンロードして簡単に音だけ付けてmovファイルを60pで出力。

Sonyのカメラで撮った動画をGoProStudioで編集するという罪悪感に苛まれながらも、やはり60pのなめらかな映像はスバラシイ。

このmovファイルをYouTubeにアップした映像がこちら。
多分YouTubeで再生されているのは30pに変換された後かな。

なんか滑らかさがぜんぜん違う。

2014年3月12日水曜日

1年以上放ったらかしにしていたのに・・・?



1年以上放ったらかしにしていたのに意外とコンスタントに読まれているみたいなんで、長野移住満5年を機にまたちょっとづつ日常を綴っていこうと思う。

これまで仕事の話やらプライベートの話やら人生観やら色んな話題がごちゃまぜだったけど、こっちは仕事以外の全部。仕事のことは基本全部会社のほうのブログに書くことにする。

こちらのブログにある仕事系記事はじゅんぐりと会社のブログへ移行する。

ここでは気負わずゆるい感じで書いていきたい。

しかしこの冬は40年の人生でも一番遊んだんじゃないかってぐらい遊んだ。何して遊んだってスキーですよ。

長野移住してきて3〜4年はスキー全然興味なかったし、寒い時に寒いところ行くとか信じられなかったんだけど、娘がスキー楽しむ姿をみて「やってみようかなー」と思ったのが昨年2012-2013年のシーズン。

それ以降すっかりはまってしまい、本日に至るわけです。

休日はもちろんのこと、平日だって天気が良ければガンガン滑りに行きましたよ。だって自宅からスキー場まで片道30分だし、フリーランスなだけに仕事する時間帯は自由だし。

朝2時間ぐらい早起きしてがーっと仕事して、1時間とか2時間ぐらい滑って、また帰ってきて仕事・・・・的な働き方が長野市だとできちゃうんです。

っということで、こちらは今シーズンゲットしたSONYのウェアラブルカメラ【HDR-AS30V】で撮影した動画を適当に編集した映像。



HDR-AS30Vで初撮影。



コケた時のBGMはやっぱりコレ。




定点観測でもイケる。




めっちゃ晴天の戸隠スキー場



2012年10月19日金曜日

経営層と情報システム部門の乖離を解決しよう

昨日は「情シス部門の戦略部門化、ふたたび」というタイトルで、情報システム部門が戦略の立案と実行をマネジメントする「戦略部門」に生まれ変われない3つの理由を上げました。

今日はその中の、「経営層と情報システム部門の乖離」にスポットを当て、その解決方法について、自分の経験談も交えながら考察していきたいと思います。

まず、経営層と情報システム部門の乖離に関する定義をしておきたいのですが、ここでは「双方の信頼関係の欠如」ということで定義したいと思います。

簡単にいうと・・・

経営層から情シスをみても「何をやっとるかわかん。」

情シスから経営層、特に社長を見ても「何を考えとるかわからん。」

こういう状態ですね。

多かれ少なかれ、どんな会社の情シスと経営層も似たような感情を双方に対して感じた経験はあると思います。

じゃぁ簡単な話で、お互いに何を考えているか、お互いに何を期待しているのかを、腹を割って話しあいましょうということになるのですが、ここが一筋縄ではいきません。

一筋縄ではいかない理由はいくつかあります。

例えば、情シスは経営のことが分からず、経営層はITの事がわからないといった原因はよく見聞きすることだと思います。

これについては、もう「情シスが経営の勉強をしましょう!」ということに尽きるのですが、具体的な勉強方法等については、その類の本もたくさん出ていることですし、今回は見送ることにします。(後日書きます!)

そして今回は、「経営層と感情レベルの信頼関係を構築する」というテーマにフォーカスして考察していきたいと思います。

多くのシステム技術者は、IT技術の本はたくさん読んでも、心理学や脳科学、NLP関連の本を読む方は少ないのではないでしょうか。

中には技術書も読まない、こまったエンジニアさんもいますが・・・

私は5〜6年前から、心理学系の本を読んだり、心理カウンセラーのトレーニングを累計で約150時間受講したりと、システム屋のサブスキル強化として、そういった勉強をしてきました。

きっかけは、子どもを授かったことですね。

やっぱり子供と親の信頼関係、特に父親と子どもって、母親と子どものようには行かないので、この手の知識があるのと無いのとでは、信頼関係の強度が全然違ってきます。

そんな勉強から得た知識と、実体験で成功した事例を元に、経営層と情シススタッフとの感情レベルにおける信頼関係の構築の仕方について書いてみたいと思います。

テーマは3つ。

1つめは、経営者の心理的内面を知る。

2つめは、顔の構造から経営者の特質を知る。

3つめは、ランチに誘うです。

1.経営者の心理的内面を知る。

心理学をある程度勉強したことがあれば当たり前の理論なのですが、その人が表に出している感情や正確は、その人が持っている本質の部分のウラ返しになっています。

例えば、表に出ている正確が豪快でポジティブで、俗にいう「イケイケドンドン」的な人というのは、実は内面が非常にナイーブで傷つきやすく、また非常に疑い深い性質を持っているケースが多いです。

特にご自身で起業された中小企業の社長さんにはこのタイプが非常に多いです。

このタイプの方と信頼関係を構築するのに有効な手段は、まずいきなりダメ出しをしないこと。

次に、その社長さんの表に出ている性格をひっくり返して褒めるということです。

順に説明しましょう。

まず「いきなりダメ出し」ですが、これをやって失敗する情シススタッフ、もしくは
コンサルさんもですが、実は非常に多いです。

多くの情シススタッフorコンサルさんは、自己アピールも含めて、経営者に社内の問題点を明確にし、その解決策を提示しようとします。

しかも、いきなり核心をつくような「重いテーマ」の問題を提示してしまうことが多々あります。

これは特に問題を提示する側が極めて有能で、スキルが高い人達に良くある傾向です。

こういう人は有能なので、極めて短期間で問題の核心的な部分が見えちゃうんですね。

そしてその解決策もズバッとわかる。

しかし、その持って行き方として、いきなり「うちの会社の問題点はこれです!」っと、幾つもの問題を提示してしまう、もしくは核心的な部分の提示をしてしまうと、感情レベルでの信頼関係構築という観点からは、非常に大きなマイナスになってしまいます。

問題点の明確化というと言葉はカッコイイのですが、ぞくな言葉で表現すると、これはまさに「ダメ出し」なのです。

先にも書いた通り、イケイケドンドン的な社長さんの内面は非常にナイーブです。

社長さんにとって、自分の会社は手塩にかけて育ててきた子どもそのもの。

その大事に育ててきた子どもに対して、いきなり何処の馬の骨ともワカラン人間から、あれもダメ、これもダメと、次々にダメ出しされると、その親としての気持ちはどうなるでしょうか?

私だったら、まず1回は拳で・・・(以下、自粛)

表面的にはいろんなリアクションはあると思いますが、内面では必ず強い敵意をいだきます。

相互理解が必要な相手に敵意を抱かせたら、もうおしまいです。

どんなに論理構成がしっかりした提案や企画を持って行っても、理論的・非理論的あらゆる手段を駆使して、その企画が潰されます。

もしくは、一時的に企画が通ったとしても、そのプロジェクト進行の過程で、必ず問題が出てきます。

ただ、この感情的な綱引きや対立は、本人同士も意識できない潜在的な部分で起こっているので、なぜうまく行かないのか、本人同士もよくわからない。

でも「なぜか上手くいかない」状況に陥り、それが相互の感情的レベルにおける乖離につながっていきます。

これを避けるには、その会社で「既に達成していること」もしくは「強みと思われるもの」をしっかりとフォローし、それらの強みをより確実に、強固にするために、ステップバイステップで、こういうことを強化しましょうという持って行き方をします。

言われてみれば当たり前の話ですが、まず会話をするには、相手に耳を開いてもらわなければなりません。

もちろん、人間ですから物理的に耳を閉じることはできないのですが、心理的に耳を閉じることというのは、人間、日常茶飯事でやっています。

簡単にいうと、感情的に聞きたくないことには耳を開いていません。

逆に人間は、感情的に聞きたいことに対してのみ耳を開きます。

なので、まずは相手の耳を開いてもらうということが非常に重要なのです。

そう考えると、聞くという漢字は、門と耳の組合せ。
本当に良くできていますね(笑)

まぁ、日産のゴーンさんのように、「いいことは聞きたくない。会議の場では問題だけを議論する。」というのも素晴らしいのですが、これはほんのごく一部の「プロ経営者」のみに通じることだと思います。

まずは、その会社の強みややってきたことに敬意を払い、その部分をしっかりとフォローした上で、より良く成長するためには・・・っという切り口で持っていくのが、経営者とのより良い感情レベルにおける信頼関係を構築するコツになります。

次に、ひっくり返して褒めるということについて説明します。

これは先程も書いた通り、人間が表に出している特性・性格というのは、その人が内面に持っている本質的性格のウラ返しです。

なので、表に出ている特性をひっくり返して褒めるということは、その人の内面深くを見て褒めるということになります。

例えば、豪快でイケイケドンドンな社長さんに、「いやぁ〜 社長はいつもエネルギッシュでポジティブで素晴らしいですね!」なんて行っても、表面的にはどう受け取るかわかりませんが、内面的には「お前に言われたくない」と思っています。

逆に、こういったイケイケドンドン系の社長さんは、時折精細な部分や感情的な弱さをぽろっとみせることがあります。

そういったときに、さらっとその部分を褒める、もしくは「わかります。その辛さ・・・」的なリアクションを返すと、実はもの凄く強固な信頼関係ができます。

端的な表現をすると、「こいつ、わかってるじゃん」となるのです。

正直、これはかなり強力なテクニックなのですが、自分自身がメンタル的にクリアでないと、なかなか使うのが難しい技でもあります(笑)

なので、このワザは、自分自身が何度か心理カウンセリング等のセッションを受けて、自分自身のメンタルが安定した状態で使うことをオススメします。

表面上のテクニックだけ真似ようとすると、これは相手が普段は鎧の下に隠しているものに触れる行為なので、下手にやると逆に激怒されることもありますので、注意しましょう。


いやぁ〜相変わらず文章が長い・・・orz



2つめの、「顔の構造から経営者の特質を知る」と、3つめの「ランチに誘う」は、明日以降に書きたいと思います!

2012年10月18日木曜日

情シスの戦略部門化、ふたたび・・・


おはようございます。

最新の日経コンピュータを読んでいたら、今回の号から新たに2つの気になる連載が開始されていました。

ひとつは「システム部門 再生の極意」、もうひとつが「いる資格、いらない資格」というタイトルになっています。

今回、双方の連載でキーワードとなっていたのが、如何にITを経営に活かすかというテーマです。

その根底にあるテーマの表現方法として、全社は「情シス部門の再生」そして後者が「資格」にスポットを当てているという印象を受けました。

ITを経営に活かす・・・

これは本当に古くて新しい問題です。

そもそも、ITの存在意義自体が経営をより円滑に、効率的に進めるためのツールであり、企業に情報システムが導入されて数十年、そのように活用して来られたはずなのです。

しかし今、またこのような「根本的な問い」にスポットが当たるようになってきました。

この背景について考察してみたいと思います。

私がこの業界で働き始めて約20年なのですが、過去にも何度かこの話題にスポットが当たることがありました。

例えば今から12〜15年ほど前、企業ではメインフレームやオフコンといった大型コンピュータから、「ダウンサイジング」という旗印のもと、オフィスで利用するコンピュータの主役がPCに移ってきた頃です。

この頃に言われたのは「情シスの戦略部門化」

当時提唱されていたコアのメッセージというのは、煎じてつめると「アウトソーシング」です。

情シス部門は、経営層と一体となってIT戦略を作り、それを実行、マネジメントする。

それら以外の機能は、ITの専門企業へアウトソーシングして、情シスを戦略部門に生まれ変わらせましょうという主旨です。

このトレンドの中で、実際に世の中ではアウトソーシング化が大きく進みました。

「戦略的アウトソーシング」という言葉が生まれ、社内の情報システム部門には戦略の立案と実行をマネジメントする精鋭だけが残り、トレンドの早い技術的な仕事はプロにアウトソースされて行きました。


「戦略的アウトソーシング」という言葉が生まれ、社内の情報システム部門には戦略の立案と実行をマネジメントする「アタマ」だけが残り、トレンドの早い技術的な業務、つまり「手・足」はプロにアウトソーシングされて行きました。

・・・が、しかし、情シスの戦略部門化が達成できた会社は恐らく全体の10%にも満たないのではないでしょうか?

もちろん、情シスの戦略部門化に成功したという事例も幾つか見聞きします。

例えば、ユナイテッド・アロウズさんであったり、東急ハンズさんであったりというのは、頭と手足の切り分けがうまくいった好例として、よく見聞きします。

しかし、多くの情シスさんは、自社で保有しているシステムの内部構造も分からず、利用部門や経営層からの質問にも的確に答えられない、改善案も提案できない、気が付けばアウトソーシング会社におんぶにだっこの状態で、「社内の御用聞き部門」と化している情シス部門のほうが多いのではないかと思います。

この状況を憂いで、大手企業を中心に、アウトソーシングしていた技術的な業務を再び内製化する動きもあるようです。

しかし、これは個人的な意見ですが、技術的な仕事をアウトソースすることに関しては正解だったのではないかと思います。

もちろん体力のある企業で、自社内に技術者を抱えられ、その技術者さんに対して社内における明確なキャリアパスを提示でき、何よりも技術力の向上が給与の評価に大きく考慮されるような人事システムを構築できる企業さんは内製化して、技術者を抱え込むという選択肢もあると思います。

しかし、多くの中堅・中小企業では、そのような組織、及び人事制度を構築するのはほぼ不可能だと思います。

特に、技術力の向上と昇給に相関関係を持たせるような人事システムというのは、社内で優秀な技術者を囲い込むためには不可欠な要素だと思うのですが、ユーザ企業に「優秀な技術者」を評価する基準・風土をもった企業さんはほぼ皆無でしょう。

ということで、技術部分のアウトソーシングというトレンドは、個人的には良かったと思っています。

では、なぜ「情シス部門の戦略部門化」は進まなかったのでしょうか?

私も、まさにこのトレンドのまっただ中で、情報システム部門の仕事をしていましたので、いろんな思いはありますが、強い自戒の念を込めて、冷静に考えると、大きく3つの理由があるのではないかと思います。

ひとつ目は「経営層と情報システム部門の乖離」2つ目は「戦略部門の具体的機能が不明確」、最後の3つめが「情シス人材の流動化」です。

この3つの問題はそれぞれが絡み合ってそれらを構成しているので、どれかひとつを解消すれば良いというものではなく、複合的に対応すべき問題です。

明日以降、これらのことについて、考察を深めていきたいと思います。

2012年1月3日火曜日

-「親切」は驚くほど体にいい - の書評です。

ブクコレという、読書を軸としたSNSに書評を書きました。
よろしかったらドウゾ!

http://www.bookreco.jp/member/reviews/detail/21208/14106


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株式会社ライジングサン・システムコンサルティング
岩佐和紀
URL : http://www.risingsun-system.biz/
認定資格 :
 上級システムアドミニストレータ
 FileMaker認定デベロッパーVer10/11

2012年1月1日日曜日

明けましておめでとうございます!

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨日、Facebookのほうで、2011年を振り返る文章を書いていたのですが、なんと最後の1行を書きこんで、保存ボタンをクリックしたタイミングでブラウザがフリーズして、すべての文章が飛んでしまうという稀な現象に遭遇してしまいました(涙)

普通だと、「縁起が悪い」っと考えてい舞うのですが、ここは前向きに、これで全ての厄が落ちて、2012年は新たな気持ちで迎えることができると考えます!

さて、まずは昨年の振り返りから。

2011年は、この仕事を初めて約20年間で培ってきたすべての経験と知識・知恵を、実務に投下できた1年でした。


何よりも、最下流の「実装」レベルの仕事をがっつりとさせていただく機会に恵まれました。


ITの仕事は、上流工程〜下流工程と、業務内容をゆるくセグメントする慣習があるのですが、今年はまさに、この上流から下流全ての工程の仕事をさせて頂きました。


まず、最上流工程の仕事ですが、こちらは非常に意義深い経験をさせて頂きました。


これまで、お金を頂いて行う仕事では、ほとんど使って来なかったスリーインワンや全脳思考で習得した技術を使って、新しいビジョンを導き出すお手伝いをさせて頂きました。


こちらは、コンサルティングというよりも、ファシリテーション的な意味合いの強い仕事になりました。


そもそも「コンサルティング」という業種が、時代背景的に縮小傾向に向かうことを予想しているので、今後の新しい業務展開を考える上でも、非常に意義のある経験になりました。


また、嬉しいことに、お客様も非常に喜んでいただいたプロジェクトになりました。


3.11の影響で、まだこのビジョンを形にするプロジェクトは立ち上がっていないのですが、形にするフェーズでも、ぜひお手伝いをさせていただきたいと思っております。


そして次に下流工程の仕事。


このセグメントの仕事に関しては、寝ても覚めてもFileMakerな1年でした。


よくよく振り返ると、そもそも実装の仕事をがっつりやること自体が12〜13年ぶりでした。


私はシステム屋として20年の経験があるのですが、その中のほとんどを社内SE、そしてITコンサルとしてやってきた人間なので、実装の仕事は、最初の6年程度しかやっていません。


それだけのブランクがある中で、実装の仕事をさせていただき、一定レベルのシステムをリリースできたことは大きな自信になりました。


そして何よりも、それだけブランクのある私のような技術者でも、アイデア・着想をスムーズに形にすることができるFileMakerに巡り会えたこと、そして今年は特に、FileMakerの著名な技術者さまと面識を持つことができたのが、自分にとって大きなプラスになりました。


いくら開発テクニックの情報がネットから簡単に取得できる世の中になったとしても、やはりリアル空間における、技術者同士のダイヤログから生まれてくるアイデアや問題解決力には、絶対にかないません。


実際、こういった著名な技術者の方々とのダイヤログで、自分が抱えていたいくつもの問題が解決されていきました。


本当に人と人との出会い、そして対話をさせて頂く機会に恵まれたことに感謝です。


さて、昨年は自分自身が18歳でこの仕事を初めて、38歳を迎え、まさに自分的20周年の年になりました。(よくどちらの大学ですか?って聞かれるんですけど、僕は大学に行っていないんです♪)


まさに、冒頭に書いた通り、システム屋20周年にふさわしく、この20年でやってきたことを、全部実業に投下することができた1年でした。


そして新たに迎えた2012年。


今年は、私の敬愛する神田昌典先生が提唱されている人生12年周期説・春夏秋冬理論で、秋の1年目に入ります。


私の人生は、ほぼこの春夏秋冬理論に当てはまるように回っていますので、今年から3年は、まさにこの20年間やってきたことの総括、そして収穫のフェーズに入ります。


また、社会的には、同じく神田先生が提唱されている近代史70年周期説に当てはめると、1945年から始まったサイクルの、最後の「破壊と創造」の4年間になります。


3.11が象徴的な出来事だったように、ここから2015年までは、これまで私たちが正しいと思ってきたこと、良いと思っていたこと、知っていると思っていたことが、全て覆される4年になることと思います。


こういった時代的なめぐり合わせのフェーズで、自分自身が秋の3年、そして冬の1年目を迎えるのは、どういった運命のめぐり合わせなのか・・・


なかなか興味深いものがあります。


そして今年の目標・・・


具体的な目標はすでに自分の中で決まっているのですが、あまり公にすると、プレッシャーに弱い自分としては、逆にその目標が重荷になって投げだしてしまうという自分的にはお馴染みのパターンがあるので、今年は公表しないことにします(笑)


・・・・が、そのやりたいことをひとつのキーワードで表すと「チーム」になります。


フリーランスになってちょうど6年目を迎えているのですが、そろそろひとりで何でもやるというフェーズを卒業し、チームでいろんなことをやっていくというフェーズに移っていきたいと思っています。


そもそも、フリーランスになったのは、自分の理想の子育て時間を確保することが目的であり、フリーランスになったのはその手段でした。


組織の中にいると、なかなか自分の「我」だけで行動するのは難しいですからね。


そして、その娘も今年で6歳。小学校に上がります。


フリーランスとしての役割は終了を迎えますので、また新しい働き方を見出していきたいと思います。


っということで、今年の目標のキーワードは「チーム」


来年の今頃、自分がどういったチームをつくり、またどういったチームに属しているのか、本当に楽しみです。


来年の今日も、笑って迎えられる1年にします!
本年もよろしくお願いいたします!!


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2011年8月13日土曜日

人件費の削減を目的としたシステム化は失敗する。

システム屋として、本当にこんなことを書いていいのかどうか躊躇していますが、バーチャル師匠である神田昌典さんからタブーに挑戦せよ!っという指示を発しておられることですし、自分もプチタブーに触れてみたいと思います。

そのタブーは、人件費の削減を目的としたシステム化は失敗するというプチタブーです。
厳密に言うと、失敗する可能性が極めて高いということですね。

こんなことを書くと、これまで人件費の削減を「殺し文句」にいくつかのシステムを企画してきた人間としては、ともすれば「あんたの商売、サギじゃん。」と言われてそうです・・・

しかし、提案したときは本当に削減できると信じて提案をしていたので、詐欺じゃないですよ。っと先に弁解しておきます(笑)

そして、今後は、これから書くことをクライアントさんに説明した上で、システム化の企画・提案をしていくことを宣言しておきます。

さらに、数多のシステム屋がこれから書くことを知らないまま、システム化の提案をしているということを、企業の情シス担当者、そして経営者は、よく理解しておいてくださいというメッセージも込めています。

すいません。
前置きが長くなりました。
それでは始めます。

企業でシステム導入をする際、開発費の社内承認を得るのに稟議書を起案して、ぺたぺたをハンコを押してもらい、決裁印が押されて初めてプロジェクトのおさいふにお金がチャリンと入る。

どこの企業でも、大よそこの儀式は行われていると思います。

そしてその稟議書に書かれている、もしくは添付資料に書かれているのが「投資対効果」。

大雑把にいうと、「このシステムは、開発費用に1000万かかるけど、導入効果として、3年で1500万円のコスト削減効果があるので、作ったほうがお得ですよ。」といったシナリオで投資対効果の説明が書かれることがほとんどだと思います。

そして、この削減効果の最も着目される点が「人件費」。

何故なら多くの経営者が、今一番削りたいのは何よりも「人件費」だから。
なので、稟議書に書く削減効果として、「人件費がxxx万円減りますよ。」というのは、経営者に対してのキラーワードなのです。

しかし、ここでセントラルクエスチョンを。
本当にシステム化によって人件費は下がるのでしょうか?
これはYesでもあり、Noでもあります。

まずはYesのパターン。

例えば、パートさんや派遣さん等の一時雇用者の方が従事していた仕事をシステム化することによって、これまで5人の一時雇用者でしていた仕事を2名でできるようになりました。だから、3人分の雇用契約を解除することによってその分の人件費が浮きました。

こういったケースはあると思います。
システム化によって人件費が削減できるYesのパターンですね。

しかし、「人件費がxxx万円減りますよ。」の人件費が、一般的に言われる永久雇用を前提とした従業員さんの「残業時間の削減」となった場合、これが実現するのは極めて難しいというのが、これまでの経験から言えます。

こちらがNoのパターン。

では、なぜ永久雇用を前提とした従業員さんの残業時間を減らすのが難しいのでしょうか。

これは、脳と心の仕組みを理解することで、「なるほど。人間ってこういう仕組みでできているのか。だったら、システム化するだけじゃ、人件費は下がらんわなぁ」というのがメカニズムとして理解できるようになります。

ここでいうメカニズムに大きく関連してくる、人間に備わった機能が 恒常性維持期機能。ホメオスタシスという機能です。

リンクを張ったWikipediaの内容にもあるように、一般的にホメオスタシスとは、生体を恒常的に維持する機能。分かりやすく言うと、人間の体温が約37度に保たれているのは、このホメオスタシスによる恩恵です。

そして面白いのが、機能脳科学者の苫米地博士によると、このホメオスタシスは、物理空間だけではなく、情報空間にまで作用するということです。

これはどういう事かというと、例えばある人が、昨日はものすごく社交的な性格だったのに、今日になると一転、内向的な性格になり、あさってになったらものすごく凶暴に性格になってしまう・・・なんてことはないですよね?

性格は、人間が内相的に「自分はこういう人間だ」という無意識レベルの定義付け。もう少し本質的な表現をすると、「自分は社会に対してこういったリアクション・態度を示しておけば生命を維持するのに都合が良い」という無意識レベルの情報から成り立っていると考えられます。

そしてこの無意識レベルで保持している情報空間にも、ホメオスタシスが働いているというのです。

なるほど。
なので、人間は一定の価値基準や思考パターン、そして性格などを保持することができるのですね。

っと言うことは、単純に物理的な生体を維持するのと同時に、自分の脳の中にある情報に対しても恒常的に維持しようとする機能が働いているわけです。

脳の中にある情報は、自分の生命を維持するのに必要な情報が膨大に蓄積されており、その必要・不必要の切り分けを海馬という組織が担当しています。この海馬によって「必要だ」と判断された情報は、長期記憶として人間の脳の中に記憶され、「必要なし」と判断されたものは、忘却の彼方に消え去っていきます。

そして、長期記憶として記録さえた情報は、ホメオスタシスによって恒常的に維持される仕組みになっているということです。

しかし、こう書くと、至極当たり前ですね。

重要だと思って記憶したことが、簡単に書き換えられてしまったら、重要だと判断した前提条件が崩れてしまうわけで、そうなったら重要かそうでないかを判断すること自体に意味が無くなってしまいます。

ただ、この「情報を恒常的に維持する機能」が、極めて強力であるがために、しばしば「変化する」ということに対して消極的な生体フィードバックが強力に働くという側面が有るということを理解しておかなくてはいけません。

ここまで書くと、なぜシステム化だけでは人件費が下がらないか、労働時間が減らないかがなんとなく分かると思います。

システム化は、大なり小なり、現状否定の側面がありまる。

時には、これまで良しをされていた情報、価値基準をひん曲げて、今日からコッチのほうが正しい情報、価値基準ですという変化を伴います。

もちろん、この変化は仕事が楽になったり、早くなったり、正確になったりで、みんなが幸せになる好ましい変化なので、良くできたシステムというのは本当に歓迎されます。

しかし、楽になった、早くなった、正確になった、みんなハッピーになったのですが、システム導入の条件であった「人件費・労働時間の削減」が本当の意味で達成されているのでしょうか?

よく新聞や雑誌などに「◯◯社が、◯◯システムの導入により、◯◯時間を削減!」なんて出ていますが、その時間削減によってもたらされた削減費用の部分が、決算書、P/Lにリニアに反映されているのでしょうか?

恐らく、それはほぼ100%といっていいぐらい無いと思います。

でもシステム導入効果を説明するときの稟議書やシステム屋からの提案書には、そういう効果があるということを示唆するような表現が含まれているわけです。

では、なぜITによる業務効率化によってもたらされた恩恵が、決算書には結びついていかないのか。

ここにホメオスタシスからのフィードバックが関係してきます。

全ての人間にホメオスタシスが備わっていることを考えると、ほとんどの人は、いくら仕事が効率化されても、昨日までの非効率な仕事のやり方を無意識のレベルで保とうとします。

もちろん、これにはいろんな難癖を付けて「システムを使わない」という分かりやすい抵抗も有るのですが、それ以上に厄介なのが、削減された時間を埋め合わせするために、別の新しい仕事を作ってしまうことで、トータル的な労働時間は相変わらず減らないという事象が極めて多いこと。

これは自分のお客様の経営層の方がおっしゃられていたことなのですが、「いくら業務を効率化するためにシステム投資をしても、直ぐに別の仕事をつくる。結局トータルの労働時間は減らない。だからシステム化投資をしても効果がでない。」とおっしゃられていたのを聞いて、はっと気がついたことです。

確かに、プロジェクトをキックオフするまでの企画段階では、机上の計算とはいえ、確実に業務は効率化され、人件費は減るはずなのです。そして確かに削減のターゲットとなった業務は効率化され、それそのものの生産性は上がっているのです。

しかし、そこで減った時間を別の仕事、しかもそれが付加価値を生む仕事であれば、経営者も歓迎すると思うのですが、経営層から見ると、さほど意味もない仕事を一生懸命やっている・・・

なぜこういった事象が発生するのかも、恐らくホメオスタシスからのフィードバックである可能性が極めて高いと推測されます。

永久雇用を前提としないスタッフさんが従事している仕事の効率化であれば、効率化された結果、余剰の発生した契約を解除すれば、確実にその分の人件費は削減されます。

こういった部分は、決算書にリニアに反映されるでしょう。

しかし、法的に簡単に解雇することができない永久雇用を前提としたスタッフさんを対象とした人件費の削減を実施する際には、こういった人間の仕組み・機能をよく理解した上で、システム化+αの対策を講じておかないと、その目標を達成するのは極めて困難なのです。

よって、システム化だけで人件費を削減しようとしても、かなり高い確率で失敗するという仮説を立てることが可能であり、その仮説はこれまでの多くの失敗プロジェクトにより強くサポートされる仮説だと考えられます。

個人の減量プロジェクトに置いて、ホメオスタシスからのフィードバックによる現状維持作用が強く働くことで、目標の達成が極めて難しいことと同じく、企業レベルにおける減量も、全く同じくそこで働く人々のホメオスタシスが強烈に作用していることで、極めて困難なのです。

さらに、ホメオスタシスからのフィードバックは、良い・悪いとか、そういったレベルではないという事を理解しておかなければなりません。

確かに変化に柔軟な性格の人と、そうではい人がいます。
そしてしばしば、変化に対してネガティブな人のことを、抵抗勢力なんて呼ぶこともあります。

しかし、この抵抗勢力と呼ばれる人の反応も、生体を維持する機能から派生したリアクションであることをよくよく理解しておかないと、「なんであの人は・・・」なんて事になり、最悪のケースとしてはチームの崩壊という憂き目に合います。

また、ホメオスタシスというレベルからみると、変化に柔軟な人も、そうでない人も、結局は過去の経験から「変化したほうがより良い選択」なのか「変化しないほうがより良い選択」なのかの選択基準が異なっているだけで、その選択基準はホメオスタシスからのフィードバックであることが言えると思います。

つまり、眼に見える行動や表現が異なるだけで、その根っこにある仕組みそのものはみんな同じということです。

だから、変化に柔軟な人=良い人、変化できないひと=悪い人では無いのです。
だって、体温を一定に保っている人=悪い人ではないですよね?

このことは、人をマネジメントする層にいる人は、特に良く理解しておいたほうが良いと思います。このことを理解しておくと、いろんな意味で人に優しくなれます。


さて、そうは言いながらも、やはり時には変化をしないと生命の維持すら危ぶまれることがあるのも事実です。

ダーウインは、「生き残る種族は、強いものでも賢いものでもなく、変化できるものである。」という言葉を残しているそうです。

やはり、常に変化を嫌い、現状を維持するだけでは生き残ることはできません。

しかし、変化する事に対して、強烈に抵抗するホメオスタシスは全ての人間に備わっているので、この機能をコントロールする策をしっかりと持っていくことが、生き残りの鍵、プロジェクトでいうと成功と失敗を決定づける大きな要因になりそうです。

では、このホメオスタシスからのフィードバックに対して、人間は完全に無力なのでしょうか?常にホメオスタシスからのフィードバックに踊らされるだけなのでしょうか?


いえいえ。
そんなことはありません。
例えば個人でもダイエットに成功している人はたくさんいますから。

これにはいろんな成功要因があると思いますが、普遍的事実として、ダイエットに成功した人というのは、ホメオスタシスのマネジメントが上手にできた人という事になります。

っと言うことは、ホメオスタシスをマネジメントする方法は存在するのです。

そして、このホメオスタシスをマネジメントする技術を身につければ、様々な変化を伴う行動やプロジェクトをスムーズにこなすことができるという事になります。

それでは、今回はここまでにして、次回はこのホメオスタシスのマネジメントについて書きたいと思います。


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株式会社ライジングサン・システムコンサルティング
岩佐和紀 URL : http://www.risingsun-system.biz/
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2011年7月22日金曜日

サラリーマンに無価値感・劣等感を植えつけるな!

神田先生が監訳された「新しい働き方」が出来る人の時代。Work3.0を読んでいる途中から、無性にハラが立ってきた。

仕事が立て込んでいるので、ブログを書いているよりも、プログラムを書きたい衝動に駆られるのだが、これだけはどうしても書いておきたいと思う。

同書を読んでいて、自分にカチッとスイッチが入ったのが、リーダーシップに関するクダリ。
リーダーシップは、聞き分けの良さを身につけるのと同じぐらい簡単に身につけることができます。今の世の中になにより必要なのは、従順さではなくリーダーシップです。

たしかにそうかも知れない。
いや、たしかにそうなのだろう。

しかし、この本のタイトルと、このリーダーシップに関するくだりを読んで、自分のリーダーシップに自信がない人が読んだらどう思うだろうか。

恐らく「自分にはリーダーシップが無いから、生き残れない時代が来るのではないか?」と、思いっきり恐怖のボタンを押すことにはならないだろうか?

もちろん、目の前で車がドカンと爆発するような類の恐怖感ではなく、毎日の生活の中で、じわじわと無意識レベルで、しかし確実に恐怖のボタンが押下される。

こういう恐怖の煽り方をして、誰がトクをするのか?
恐怖を煽るというのは、求心力や支配力、影響力を持つための方法として最も手軽な方法だ。

本人は意識していないかもしれないが、こうやって恐怖を煽る論調は、自分の支配欲が丸出しの状態だということをまず認識すべきだ。

こんなことは子育てをしていればすぐに分かる。
子どもに恐怖を持って言う事を聞かせようとする行為は、自分の思い通りに子どもを動かしたいよくを満たすときの最も手軽な方法だ。

しかし、その反作用として、将来に渡ってその子に劣等感(コンプレックス)を植えつける最も手軽な方法でもある。

だから、こんな表現はしてはいけないの。
人に劣等感を植えつけるようなことをしちゃいかんの。

体の傷以上に、心の傷は治らんよ。

確かに、今の世の中は、リーダーシップを発揮できる人、クリエイティブな人が必要だと思う。そのことに対して異論はないです。

しかし、だからといってこういったアビリティを持っていない、もしくは不得意な人が「無価値」だと受け取られるような表現はすべきでない。

もし私が表現するとしたら、

これからは、リーダーシップを発揮できる人、クリエイティブな人に日が当たる時代、こういった人がヒーローになる時代です。  
また、残念かもしれませんが、こういった分野が不得意な人は、あまり日が当たらなくなる時代になります。
だから、もしあなたがヒーローになりたければ、こういった分野の能力を身につけ、そして実際に行動しましょう。きっと、これまでとは違う、エキサイティングでわくわくするような毎日があなたを待っています。 
ヒーローにならなくても良いという人は、不本意ながら日陰の存在になるかもしれません。しかし、それがなんだというのでしょうか。
10人が10人、ヒーロなんて状況はあり得ないのです。 
あなたはヒーローを譲ってあげられる、勝ちを譲ってあげられる存在。
だから、これまでどおり、縁の下の力持ち的な存在として、しっかりと仕組みを回していくメンテナーとして、自尊心を持って生きて行けばいいのです。

私だったらこう表現する。

ここではクリエイターとメンテナーという表現を使った。
もちろん、リーダーとフォロワーと読み替えてもOKだ。

世の中には、つくるのが得意で好きなな人と、仕組みを回す・維持する人が好きで得意な人の2種類がいる。

それぞれは、単純にこの世の中に必要な「機能」であり、どちらが優秀で、どちらが劣っているという話ではない。

良く考えてほしい。

会社の中で、全員がクリエイティブな人間だったら、それこそ収集がつかない。
クリエイティブな会社として真っ先に思いつく会社にアップルを上げる人は多数いると思うが、アップルの社員、そして関係者全員がスティーブ・ジョブズみたいな人だったら、会社として・組織として成立しない。

個人的な感覚では、リーダーシップを持つ人、クリエイティブな能力を持っている人間は、5〜10%いれば十分だ。

たまたま、今の時代が、旧来から回してきた仕組みが陳腐化したおかげで、新しい仕組みが求められている。

だから新しい仕組みをつくることができるクリエイターが求められているだけという話なのだ。

一方、いつの時代でも何らかの仕組みは回っているわけで、その仕組はメンテナーによって回されている。だからメンテナーが無価値である、劣っているというのはあり得ない話なのである。

言葉遊びになるかもしれないが、「必要とされる人」が成立する条件は、数学的・関数的に捉えると「必要とされない人」がいることが前提になる。

ということは、必要とされる人が存在するには、必要とされない人が存在することが条件であり、だからこそ、こういった存在は必要なのです。だから不必要な人というのはいないのだ。

リーダーシップだって同じ。
10人が10人、全員がリーダーだったら、リーダーって言うカテゴリー、言葉は存在し得ない。

リーダーが成立する条件は、リーダーじゃない人がいるからこそ。
だから、どっちが優秀でどっちが劣っているという話ではなく、双方ともに必要な「機能・役割」だと認識するべきなのだ。

そして逆もまた然り。
10人が10人、リーダーじゃない場合も、同じくリーダーというカテゴリー、言葉は存在し得ない。双方が同時に存在して、初めてリーダーという存在が成立する。

だから、どちらが必要でどちらが不必要という話ではない。
双方ともに、必要な「機能・役割」なのだ。

細胞でも原子でも、「核」ってありますよね。
「核」をリーダーに例えると、確かに、核がなければ細胞は成立し得ないけど、核だけでも細胞にならない。核と、それ以外の構成要素が同時に機能してはじめて細胞になる。

どこまで行ってもそうなんです。


ここ最近、次のような論調が、私のFaceBookに次々と流れこんでくる。

経営者 > サラリーマン
起業家 > サラリーマン
フリーランサー > サラリーマン

私もフリーランサーになる前は、少なからず上記のような序列構造を、自分の価値観として持っていた。

しかし、これはとんでもない誤解だということが、これまでに書いてきた内容からよくわかるはず。

私自身、こういう序列をする事自体、実は無意識レベルにおいて、無価値感にまみれているという、何よりの証拠だと言う事に気がついた。

そもそも、経営者も起業家もフリーランサーも、大きな視点で見れば、サラリーマンがいるから成立する役割。

最後にもう一回書きます。

これから20〜30年は、メンテナーよりもクリエイティブな人がヒーローになる時代。
これについては何の異論もないです。

でもだからといって、メンテナーが無価値かといえばそうではなく、単純にヒーローになりづらい世の中になるってことです。

だから、クリエイティブな事が好きではなく、既存の仕組みを回すことが好きで得意な人は、それを一生懸命、誇りを持ってやればいい。ヒーローには慣れないかもしれないけど、生き残れないなんて言うのはあり得ないです。

生き残れないのは、ナマケモノなんです。
与えられた機能・仕事を、しっかりと果たさない人なんです。

メンテナーであることに誇りを持って一生懸命仕事をしている人と、才能も無いのにタナボタで経営者になって、怠けた経営をしている人、どっちが生き残ると思いますか?

こういう怠けた経営者に限って、「うちの社員には経営者感覚がない」などと曰わる。
アホかと。経営者には経営者としての機能・役割があって、それを社員に求めるのはナマケモノもいいところだ。

じゃぁお前は社員さんがやっている専門的な仕事、できるのかよと。

もし「うちの社員には経営者感覚がない」と思ったら、それは自分に経営者の能力がないと思ったほうがいい。

そしてその人が取るべきアクションは、「僕は社長になったけど、経営者の才能がないので、そういった才能がある人を社内外から広く募って、経営を任せたいと思います。」と宣言し、速やかに経営者の役割から、自分の機能・能力を生かせるの役割にシフトすることだ。

大事なのは、

自分が持っている才能を活かすこと。
人に喜ばれる仕事を一生懸命すること。
それぞれが持つ機能と役割を、尊重し合うこと。

これだけですよ。
そんな優劣付ける話じゃないんですよ。

人に劣等感を与えるようなことをしちゃイカンのですよ。
人に劣等感を与える行為は、自分の劣等感を相手に投影しているだけだから。
自分が劣等感まみれ・無価値感まみれ丸出しということすよ。

あぁ〜
なんだか赤ちょうちんのオヤジの嘆きみたいなブログになっちまった・・・


追伸:

今から20〜30年前は、クリエイティブな人に日が当たらない時代だったはず。
1970年〜1980年代は、フリーランスや起業家(マイノリティ)というのは、組織(マジョリティー)からドロップアウトした負け犬だったはず。

つまり日の当たらない、ヒーロではない時代だったはず。
それが今、単純に、日の当る方向、ヒーローに必要なアビリティが逆転しただけなんすよ。

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2011年7月15日金曜日

ノマドワーカー的キャリーバック


昨日にひき続いてノマドワーカー的キャリーバック編を書いてみたいと思います。

私は東京⇔長野間を頻繁に行き来することもあり、多いときには毎週1〜2泊の出張が入る時があります。

そんな時に活躍してくれるのがキャリーバック。

数日分の着替えと商売道具を軽々と運ぶことができる、重要な助っ人ツールのひとつです。

ただ、自分のワークスタイルに合うキャリーバックを見つけるまでは相当ストレスフルでした。

ストレスの原因は、どのタイプのキャリーバックも「堅牢性・防滴性」と「ノマドワーカー的利便性」が、トレードオフの関係にあったからです。

まずは堅牢性・防滴性に付いてですが、キャリーバックは、気を付けて使っていても、どうしてもぶつけてしまいます。

化繊素材キャリーバックは、ポケットにPCを入れるスペースがあり、ファスナーをちょっと開ければ直ぐにPCが取り出せると、利便性は非常に高いのですが、反面、外側のポケットは、一番物理的にぶつけてしまう箇所でもあります。

さらに、化繊系キャリーバックは雨によるダメージも無視できません。

キャリーバックを傘の下で転がしながら歩くことは至難の業ですし、ビーチパラソルのようなでかい傘を持つわけにもいかない。

雨の度に防水カバーを掛けるのもすごく面倒です。

こういった堅牢性・防滴性の弱点を補おうとすると、真っ先に思いつくのが、キャリーバックのハードケース化です。

しかし、それを採用すると、今度は利便性が一気に下がります。

ハードケースのキャリーバックは、ポケットが無いので、バック中のPCやノートをすぐに取り出せません。

まさか出先のカフェやお客さん先で、ハードケースをバカっと開けるわけにもいかず、取り回しの面で一気に利便性が下がります。

そんな悩めるノマドワーカーだったのですが、ついに双方の弱点を補ってくれるアイテムを見つけました。

それがこちら!

ACTUS トップオープン キャリーバック
※東急ハンズのネットショップが開きます。

なんとこのキャリーバック、ハードケースでありながら、上部のハッチを開けると、中のPC・iPad・ノートなどをさっと取り出すことができます。

このおかげで、カフェやお客さんさきでお店を広げるときにも、スマートに商売道具を取り出すことができます。

また、写真でもなんとなくわかると思いますが、このハッチのウラはメッシュポケットになっています。


ここに、AC電源や各種ケーブル類、そしてサイフ・ポケットWiFiなどを収納しておくことができます。

特にサイフとポケットWiFiを収納できるのは便利です。

最近のスーツは、タイトなデザインのものがが多く、サイフやポケットWiFiをポケットに収納しておくと、ものすごく見た目が悪くなります。

このポケットに収納しておけば、支払いの時やPocketWiFiの電源On/Off操作もストレスが無くなります。

さらに、このキャリーバックには、PC専用の収納スペースが設けられており、そこには、かなりしっかりとした緩衝材が実装されています。

この収納スペース内でPCが暴れないように、マジックテープのベルトも設けられており、しっかりと商売道具を守ってくれます。

私はこのPC収納スペースに、MBAir/iPad/スケッチブックを収納しています。

お客さん先でもカフェでも、さっと商売道具を取り出せるのは、やはり気持ちよく仕事をするために重要な要素ですよね。

そして何よりもハードケースで防滴・堅牢と、衝撃にデリケートな電子機器を商売道具とするノマドワーカーには、欠かせないキャリーバックです。

なんかテレビショッピングのセールスみたいになってきましたね(笑)

でも、それぐらいお気に入りのキャリーバックです。


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2011年7月14日木曜日

ノマドワーカー的ビジネスリュック

ノマドワーカーのこだわりとして、商売道具の持ち運び手段があると思います。

この持ち運び手段が快適であることも、出先での仕事を気持よく取り組むために重要な要素になりますよね。

私は、宿泊が必要のない移動ではリュックを、宿泊が有る場合はキャリーバックを使っています。

これらのアイテムは、ノマドワーカーの移動スタイル・コンディションにマッチしたものとそうでない物があります。

今回は私が使っているリュックとキャリーバックをご紹介したいと思います。

まず、実際のアイテムをご紹介擦る前に、私が常に持ち運んでいる商売道具を明確にしておきましょう。

・MacBookAir 13インチ
・iPad2
・スケッチブック(MindMap用)
・ペンケース
・各種ケーブル類(AC電源・USBケーブル)
・各種周辺機器(USBメモリ・外付けHDD)



そして、こちらが実際に私が使っているお気に入りリュックです。

ロープロ カメラバッグ コンプデイパック





次に、おすすめの理由をまとめてみます。

専用スペースが確保されていて、MBAirがスムーズに収納可能

PC専用スペースが確保されていることは、必須条件でしょう。
これがないと、移動中にPCが暴れて極めてストレスがたまります。

最近のMBAirHDDSSDなので、PCが暴れることによる故障のリスクは低い事は確かです。

それでもやはり、しっかりとPCがホールドされていることは、移動ストレスを軽減する意味で、重要なことだと思います。

また、このリュックで嬉しいのが、PC専用スペースに資料をしまうためのポケットが有ること。



私は、PCスペースに、MacBookAirを、資料スペースに、iPadとスケッチブック、そして資料をいれています。


リュックが自立すること

過去に沢山のビジネスリュックを使ってきたのですが、それまでの経験から一番求めていたことが、リュックが自立するという事です。

リュックを下ろしたときに、リュックがサっと自立するのか、ぐにゃっと倒れてしまうのかでは、やはりその時に感じるストレスは全く異なる。

例えばカフェで一人がけの席に座るときに、自立するリュックを持っていると、リュック隣の席に倒れてしまうことに気を向けなくても良くなります。




他にも、カウンターで支払いをするときにリュックからサイフを出すときなど、自立してくれるリュックだと、こういった何気ない日常の動作をストレスなくこなすことが出来ます。


機能的なコンパートメント



このリュックの底部分にはレンズ用コンパートメントがあり、これがいろんな役割を果たしてくれます。

1泊2日の短期出張で、手持ちする着替えが少ない場合は、この部分に収納することができますので、着替えと仕事道具の収納場所をキレイに分けることができます。


また、レンズ用コンパートメントなので、しっかりとした緩衝材が使われています。


デジタルビデオカメラやミニ三脚など、ちょっとかさばるアイテムを持ち運ぶ時も、このパートをうまく使うことで、安全で快適に持ち運ぶことができます。




以上、ノマドワーカー的ビジネスリュックについて書いてみました。


次回は、ノマドワーカー的キャリーバックについて書いてみたいと思います。


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2011年5月30日月曜日

思考の質に合ったツールを知る・使う - ペーパープロトタイピング編

先日の問題提起編から続いて、本日は「ペーパープロトタイピング編」を書かせていただきます。

今回の勉強で学んだことは、ペーパープロトタイピングという本に書かれている、こちらのコラムに集約されていました。

引用開始
プロトタイプが雑なほど、フィードバックの質は上がる。
我々の目的は、
1.このデザインがあくまでも原案であることを強調すること
2.プロジェクトの方向性について委員会と活発な話し合いを行うこと。
3.デザインプロセスに参加している、そして、彼らの労力と専門知識がプロジェクトに生かされている。
・・・っと審査委員に実感させることの3つでした。
会議での目標を確認した結果、洗練された模型よりも、手書きの雑なプロトタイプで行こうと決めました。
これは大成功でした。審査委員たちはこのプレゼンテーションに大変な興味を示し、提案や建設的な批判を返してくれたのです。彼らは審査の後にも、好意的な意見とアイデアを寄せてくれました。これは、これまでのプロジェクトにはなかったことです。
委員たちは、プロトタイプが手書きだったことで、作業に参加している実感が湧いたとコメントしています。
3ヶ月後、実際に動くデモ版アプリケーションでプレゼンテーションを行うことになりました。このデモには、審査委員会から提案された数多くの意見を反映させ・・・(中略)
このプレゼンテーションは、前回よりもさらに大きな成功を収めました。委員たちは自分たちのアイデアが実現したことを喜び、チームの一員になったの感じたのです。また、彼らは完成版のスクリーンショットとデザイン用のスケッチを見比べて作業が大きく前進していることに歓喜の声を上げました。
引用終了

このコラムを読んだ時、私は目からウロコが何枚も落ちました。
その前に、ペーパープロトタイピングについて少し説明擦る必要がありますね。

ペーパープロトタイピングとは、上に書いた画面デザインのラフを用いて、操作性や要求の本質をヒヤリングする手法です。
恐らく日本ではほとんど用いられていない手法だと思います。
実際、ペーパープロトタイピングの事を専門に解説した書籍は、私の知る限り先日ご紹介させていただいた1冊のみです。

このペーパープロトタイピングを実際にどのようにすすめるのかは、映像を見てもらったほうが分かりやすいと思います。
ちょうどYouTubeにアップされていたこちらの映像で感覚を掴んでいただけるのではないかと思います。


私が理解する限り、ペーパープロトタイピングのポイントは次の3つになります。

①コンピュータの役割をする人と、ユーザの役割をする人の最低2名でプロトタイプシナリオを実行する。
②コンピュータ役の人は、ユーザと一切話しをしない。
③シナリオを実行しているシーンをビデオに撮影し、後ほどその映像をレビューする。

いかがでしょうか?
あまりにもアナログでスマートではない手法。
とても洗練された手法ではないと感じるのが、殆どの人の第一印象だと思います。

しかし、このペーパープロトタイピングという手法のウラに隠れている人間心理に自然なアプローチであることを理解できる方にとっては、「なるほど!その手があったか!!」っと思わず膝を打つような手法ではないかと思います。

まず私が感じたのは・・・

っと、今回も長くなりそうなので、一度ココで今回の投稿を区切ります。
次回は、このコラムを人の心と脳の仕組みという観点から、深読みしていきたいと思います。

お楽しみに♪

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2011年5月28日土曜日

思考の質に合ったツールを知る・使う - 問題提起編

昨日は娘が通っている幼稚園の田植えでした。
今年年長さんの娘、そして我が家にとっても(今のところ)最後の大地での田植え。

この田植えは「苗を植える」以上に、親と子どもが泥だらけになって体を使って遊ぶことに意義があると勝手に(?)思い込んでいる数家族がおりまして・・・

オヤジ自らが水がたっぷりはられた田んぼの中を駆けまわり、叫びまわり、そして泥水にダイブ!! まるで人間田おこしの如く田んぼの中で激しく暴れ回ります(笑)

以下3枚は去年の田植えの写真。
プロのカメラマンの方が、カメラにサランラップを巻いて撮影していただきました。




写真をアップして気がついたのですが、うちの娘の同級生のオヤジは全員フリーランス・個人事業主ですね・・・

うちの娘、最初の年は田んぼに入ることすら嫌がって泣いていたのですが、今年はオヤジと一緒に先頭切って泥だらけになって走り回っていました。

うんうん。成長したものだ。
オヤジも負けじと成長しないとね。

っと言うことで、その成長するための勉強で得たことをアウトプットさせていただきます。

今回の話題は表題にあるとおり、「思考の質に合ったツールを知る・使う」です。

ここ最近、今一度上流工程の進め方や勘所を再度勉強し直そうと、BABOKとプロトタイピング手法について数冊の書籍を読みました。

この勉強の過程で新たに気づいたこと、それは・・・

思考の質が発散を目的としたものであれば、アウトプットするツールはルーズに表現できるものが、収束を目的としたものであれば、ツールは精緻なモノが良い。

っと言うことです。

ここでルーズなアウトプットをするツールとは、例えば手書きのマインドマップや、手書きの画面デザイン、業務フローチャートになります。

逆に精緻なアウトプットをするツールとは、PCで記述したマインドマップや画面デザイン等の各種ドキュメントになります。

そもそも、上流工程の再勉強を始めたのは、自身が手がけているプロジェクトを通して、その進め方と方法論に改善すべき問題が見つかったからです。

私はシステム開発にFileMakerを使ったプロトタイピング手法を用いているのですが、しばしばクライアントさんから「??」っと感じるフィードバックを受けることがありました。

このFileMakerという生産性の高い開発プラットフォームは、例えばエンドユーザさんからヒヤリングし、1週間後には、ある程度動く形、時にはそのまま業務で使える形でプロトタイプを開発することができます。

プロジェクトの多くの場面では、このFileMakerを用いたプロトタイプがうまく機能し、早期にクライアントさんの要求を汲み上げられ、開発の手戻りに関しても、一般的なウォーターフォール手法と比較すると、全体的な開発パフォーマンスは3割から5割程度、効率化されているのではないかと感じています。

そんな「いいことばかり」のようなプロトタイピング手法ですが、いくつかの落とし穴にはまったことがあり、それが今回改善したいと思っている問題点でもあります。

それは、開発初期段階における機能要件のヒヤリングを目的としたプロトタイプレビューにおいて、クライアントさんからフィードバックされる内容が、画面のフォントの大きさであったり、オブジェクトの位置であったり、全体的な色合い、画面構成といった「上流工程時点ではある意味どうでも良い」内容のフィードバックが大量に発生したことです。

次回レビューまでにクライアントさんが指摘したこれらの内容は、当然修正しておかなければ、「自分の言ったことが伝わっていない」と判断され、また同じ指摘が繰り返されます。

いくら技術者側が「これはプロトタイプなので、本番システムではしっかり直します」と言っても、そういった「細部」がどうしても気になるようで、「本質的な」要求がなかなか固まらないというジレンマに陥る場面が何度かありました。

FileMakerを使ったプロトタイピングでは、プログラミングやDBのスキーマ設計などが極めて短い時間でできてしまうのに対し、作業的な手間が一番かかるのは、実はUIデザインなのです。

こういったUIに関するフィードバックが、上流工程で大量に発生すると、本来の目的である機能要件の分析・定義に投下する時間が圧迫されてしまい、UIの作り込みに大量の時間を投下せざるを得ないという状況になります。

プロトタイピングの採用により、確かに開発パフォーマンスは上がっているのですが、こういった部分はもっと改善できるのではないだろうか?

これが、今回の問題点であり改善のテーマでもあります。

っと言うことで、今回はプロトタイピング手法を用いたプロジェクトで、自分が遭遇した問題について書き起こしてみました。

今回は問題提起までにとどめておき、次回の投稿で具体的な対策について書いてみたいと思います。

以下、今回の勉強で使った書籍をご紹介いたします。

BABOK超入門
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822262545/httpcocoqubel-22/ref=nosim

ペーパープロトタイピング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065669/httpcocoqubel-22/ref=nosim

ソフトウェアプロトタイピング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320097564/httpcocoqubel-22/ref=nosim

最後に、このブログを書くに当たって書いた手書きのマインドマップを・・・



それでは皆さん。
素敵な週末を!

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2011年5月27日金曜日

在宅勤務でも仕事のパフォーマンスを下げない仕組みづくり

震災後、BPCの流れから「在宅勤務」に関するニュースやIT製品、サービスの情報を目にすることが増えました。

私がコンサルティングさせていただいている企業さんからも、最重要検討材料のひとつとして、BCPと在宅勤務に関するソリューションを早急に経営層に提案したいというご相談をうけています。

そこで私がアドバイスしていることは、「在宅勤務は甘く無いですよw」という事です。

甘く無いとは、いろんな捉え方が有りますが、少なくとも一般的に言われている「管理が難しくなる」や「機密情報漏洩リスク」に関することではありません。

在宅勤務が語られるときのメリットとしてよく言われることが、「通勤時間が減るから労働生産性が上がる」という件があります。

残念ながら、こうなるケースは極めて限定的だと個人的には思います。

在宅勤務は「他人の目」が無い分、相当強いセルフコントロールができないと、仕事で結果を出すのは極めて難しくなります。恐らく在宅勤務を初めて、最初の数週間はついついSNSやYouTubeで多くの時間を費やしてしまって、自己嫌悪に陥るなんてことは多くの人が経験されると思います。

個人的な経験でも、本当の意味で在宅勤務に慣れる、在宅勤務のほうがパフォーマンスが上がると実感できてきたのは、在宅勤務を初めて半年以上たってからだったと記憶しています。

そこで、在宅勤務のパフォーマンスをに少しでも向上させるために押さえておきたいポイントを列挙しておきましょう。(岩佐の個人的な経験に基づいたものです。)

①自分がどういう仕事が好きで、どういった仕事が嫌いかを明確にしておく
②自分がどういった仕事が得意で、どういった仕事が苦手かを明確にしておく
③自宅以外の仕事場(カフェ・ファミレス)等、数カ所をピックアップしておく。
④仕事の質に合わせて作業場所を変える。

ざっと上げてみました。

①と②については、似ている項目ですね。
この本質は、「ほっといても勝手に集中できる仕事」と「追い込まれないとなかなか手がつかない仕事」に分けると分かりやすいかもしれません。

在宅勤務は他人の目が無いだけに、パフォーマンスは自分のモチベーションがダイレクトに反映されます。社内で集中して作業をしていたときに、電話や他人からの割り込みでその集中力が途切れてしまったという経験を持っている方はたくさんいると思います。

しかしこの逆で、やりたくもない作業でも、他人の目があるし仕方がないからやっているという作業も実はたくさんあります。この「他人の目があるから仕方なくやっていた」という作業の効率は、在宅勤務になるとガクっと落ちます。

個人的に、こういった作業は「他人の目があるところ」。
つまり、ファミレスやカフェで集中的にやるようにしています。

こういった場所であれば、「快適なネット環境が無い」ので、YouTubeやSNSに逃げることもできず、またダラダラと長居をするのも気が引けるので、さっさと終わらせて外に出ようという無意識の力が働きます。この無意識の力を借りてパフォーマンスを上げます。

私のようなフリーランスになると、例えば不得意な仕事ややりたくない仕事は、最初から受注しないであったり、アウトソースするなりといった工夫ができるのですが、会社員となるとそれは難しい。であれば、できるだけこういった仕事を軽やかに消化できるような仕組みを整えておくことは大切な事だと思います。

以上、在宅勤務のパフォーマンスを上げるということで書いてみました。
何かのお役に立てれば幸いです。

さて、今日は娘の幼稚園の田植え。
今年は年長さんで最後の田植えにナリマス。
私もがんばって植えてきます!!

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2011年5月23日月曜日

SHOT NOTE を iPodTouchで試してみた。

先日東京出張した際、iPhoneのアクセサリーアイテム販売コーナーで見かけて衝動的に買ってしまったSHOT NOTE

これは自分で使うというよりも、今手がけているプロジェクトでお客様に提案できると直感的に感じたからです。

そのお客さんにご提案できそうなメモパッドをS/Mの2サイズ購入して、意気揚々とAppStoreへ。

そしたら・・・

ガチョーン。
iPodTouch/iPad2は未対応という無情な注意書きが・・・orz

しかし、Googleで検索してみると、iPodTouchでShotNoteを(割りきって)使っているユーザさんもいるようなので、早速私も試してみました。

まず、以下3枚がSサイズのメモパッドに書いてiPodTouch4Gで撮影したメモです。

使用したペンは、いずれもパイロットのフリクションボール0.7mmです。






いかがでしょうか。

使用している色によって、かなり視認レベルが変わってきますね。
やはり黒や赤は認識しやすいですが、やや薄い青色は文字レベルにすると、視認レベルが落ちるようです。

鉛筆・シャープペンシルで書いたものはほとんど読み取り不可でした。
やはりビビットな線を描画できるペンや万年筆がベストだと思います。

次にMサイズのメモパッドに書いた物を。
使用したペンは、最初のメモが同じくパイロットのフリクションボール0.7mm。

うぅ〜ん。
まぁそれなりに何が書いてあるかぐらいは認識可能ですね。

簡単な立体図も書いてみました。
目的にもよると思いますが、単純に思いついたアイデアを書き留めておきたいといった程度の利用用途であれば、十分にその機能は話せるのかなと思います。

次のメモで使用したペンが、三菱ピュアカラーの中字0.8mmです。


文字というレベルでは、後者のほうが断然見やすいですね。
但し後者のほうはサインペンということもあり、細かい文字や図を書くことは難しく、利用範囲は限定されそうです。

っということで、iPodTouchでShotNoteを使った結果をレポートさせていただきました。

このShotNoteが使える!と思ったのは、FileMakerGoとの組み合わせでソリューションを構築するアイデアを思いついたからです。

ShotNoteで撮影したメモは、iOSのカメラロールに保存することができます。
そして、カメラロールの画像はFileMakerGoのコンテナフィールドに直接保存することができます。

ShotNote→カメラロール→FileMakerGoと、間にカメラロールがはいってしまうのが、操作としては少々面倒臭いですが、例えばこれがスキャナを使用するということになると、それ以上に面倒な作業工程を踏むことになります。

ある情報をチームで共有するのに、その情報をコンピュータ上のテキストデータにする必要がなく、またその情報を生成する工程として、キーボードやコンピュータソフトウェアを使うよりも手書きのほうが早くて簡単というケースは、日常業務の中にまだまだあります。

こういった情報をコンピュータで管理しようとすると、キーボードで入力するなり、特殊なソフトウェアを使うなりというこれまでの作業工程を大幅に変える必要性と、そのシステムの構築費用、さらに多大な教育・訓練コストが新たに発生します。

こういったコストと時間をかけることなく、必要な情報を必要なレベルで共有できる仕組みのひとつとして、FileMakerGo+ShotNoteは使えると思ったのですね。

しかし、今回のテストを通して、記録するメモの内容が詳細に視認できなければならないような場合は、やはりデバイスとしてiPhoneが必要になることがわかりました。

iPodTouchは安くて回線契約の必要もないので、手軽に導入できるデバイスなのですが、iPhoneとなるとそうはいきません。

提案するかどうかは・・・
ま、一度簡単にお客さん先でデモンストレーションしてみることにします。

最後に、参考情報として上記のメモをScanSnapでスキャニングしたデータをアップしておきます。



当たり前ですが、比較になりませんね(笑)

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2011年5月16日月曜日

本日の職場完成!

今日はちょっとゆるネタを。


プロフィールにもある通り、私は横浜から長野県の飯綱町というところに移住しました。
こちらに移り住んできて、ちょうど2年が経過したところです。


きっかけは娘の幼稚園だったのですが、当然自分の理想の仕事環境をつくることも大きな目的のひとつでした。


理想の仕事環境は人それぞれだと思いますが、私の場合は自然とクリエイティブワークの融合。

人は自分が自然な状態に入れるときに、最高にクリエイティブな状態になれると思っており、私にとっての「自然」な状態は、そのまんま「自然」の中に身をゆだねること。



そうすると、こういった職場環境になるわけですね。



日差しが強くなってきたのでパラソルを増設しました。
昨年買ったものなのですが、安物で足が壊れてしまいました。
・・・ので、地面に直接杭を打って、ガムテでぐるぐる巻きにして固定しています。

電源はReelコンセントから。

ちょうど今の季節はりんごの花が満開です。
仕事道具はMacBookAirとiPad2。
リンゴつながりとうことで、ジョブスさん喜んでくれますかね(笑)


っということで、一週間の始まりです。
みなさん、はりきって行きましょう!!


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2011年5月14日土曜日

安定したシステムはもちろんWelcomeなのですが・・・


昨年の1月に初めてiPodTouch3G、5月にiPad、10月にiPodTouch4G、12月にMacBookAir、そして今年はiPad2・・・
あっという間に自分の周りがAppleプロダクトに侵食されていっていますw

最近すっかり身の回りのOSはiOSとMacOSになってしまい、Windowsは本当に限られた時間しか使わないようになってしまいました。

もちろん、自分が開発したシステムを使うクライアントさんは100%Windowsユーザなので、完全な脱Windowsというわけにはいかないのですが、まさかここまでWindowsから離れられるとは思ってもみませんでした。
最初は勉強のつもりでMacOSを使い始めたのですが、いやぁ〜このOSの使い心地のいいこと。
正直、この使いやすさ・・・っというよりも、使ってて心地が良いという体感覚ですね。
これはなかなか言葉に表しづらい。

この使い心地の良さというのは、どうしても言葉で説明できない。
もちろん、自分の言葉のボキャブラリの少なさや表現する技術のしょぼさというのはもちろんあると思いますが・・・

AppleがMicrosoftを売上・利益ともに抜き去っていったニュースがつい最近流れていましたが、MS-DOS3.1の時代からMicrosoftのOSを使い、その上で動くアプリを開発してきた人間にとっては、感慨もひとしおな感じです。

さて、前置きが長くなりすぎましたが、こうやって新しいOSを心地良く触っている中で、ひとつ「このままじゃいかんなぁ〜」と思っているのが、OSの仕組みを探求するということをほとんどやっていないこと。

いにしえのOS・・・っといっても、私の場合はWindowsであるが、その不安定さといったら現在の比ではなかった。
1日数回のフリーズは当たり前で、「原因不明のエラーが発生しました」なんていうダイヤログメッセージが出てくるのもしょっちゅう・・・突然、画面が真っ青になってメモリーダンプがディスプレイされ、最後に"Please contact your system administrator!" とメッセージが表示され、英語よりも日本語が得意な私でも思わず"WHO?"とリアルツィートしてしまったこともあるぐらいである。

そういった「ダダっ子OS」を必死こいてシコシコと治している時間は、「なんて非効率で無駄な時間を過ごしているんだろう・・・」なんて思っていたのですが、実はその時間が、OSの仕組みや考え方を深く知る機会なっていたんですね。

おかげで、新しいバージョンのWindowsが出ても、まぁ基本的な概念は初期のWindowsからあまり変わっていないということもあり、何が起きてもそれなりに対応が出来るのですが・・・

今使っているMacOSXについては、今自分が使っている分については、非常に安定しており、「しょうがないなぁ〜」と言いながら、OSクラッシュの対応をするなんてことが今のところ全くありません。

おかげで仕事ははかどるのですが・・・自分の仕事の内容も10年前とはずいぶんと変わって、ずいぶんと抽象度の高いレベルの仕事をしているので、それほどOSのメカ的な部分を探求してやろうという気持ちが出てこない。

でも最近、それでいいのかなぁ〜と思っていることもまた事実。

生まれた時からWindowsXPを使っている技術者クンが、トラブルに遭遇すると速攻ググる状況を目の当たりにしながら、「この子達はベース(基本知識)がないんだなぁ〜」と眺めていたが、これをMacOSに置き換えると、今の自分も同じだなぁと改めて感じる。かといって、今安定している環境をぶっ壊してまで研究するのは、時間的・コスト的に合わない。
じゃぁ勉強用にMacMiniでも買って、いろいろと遊んでみますかと言いたいところであるが、この不景気でも全く仕事が途切れる様子のない商売フィーバー状況にあるので、なかなかそういった時間が取れないのも事実。

さてどうしましよう。 

しかし、気がついたからには何かアクションを起こさないと。
ひとまず技術者向けMacOSを解説した専門書を数冊、フォトリーディングするところからはじめてみますか!



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2011年5月2日月曜日

FileMakerGoの日付入力を改善する方法

昨日よりGW恒例の独身生活に入っています。

なぜかGWは毎年忙しい・・・
子供は幼稚園、お休みなのですが、なかなか遊んえあげることもできないので、毎年妻の実家に帰省してもらい、私は独身→仕事集中ということが恒例化してきました。

Fatheringする為に田舎に移住したんじゃないのか!?

・・・っと、ツッコまれそうですが、私は在宅ワーク特権で、普段から子供とは十分に同じ時間・空間を過ごしています。
なので、たまには違う地域で、違う人間と過ごすのも良いという判断ですね。

一回り大きくなった娘と会える9日を楽しみに、オヤジは仕事に励みます!

さて、今日はFileMakerの技術ネタです。

今、FileMakerGoを使った業務システムの開発を行っているのですが、この業務システムで頻繁に出てくるのが日付の入力です。

パソコンであれば、テンキーからバシバシ入力したり、DateTimePickerというOS標準のカレンダーコントロールでサクっと日付の入力が可能なのですが、iOS標準のカレンダーコントロールは、業務システムの日付入力コントロールとしてはかなり貧弱です。



この貧弱な日付入力機能を大幅に強化する方法が、ThemeStudioというFileMakerのテーマライブラリパッケージに同梱されているカレンダーオブジェクト。


このカレンダーオブジェクト、実はたったひとつの計算フィールドだけでこのカレンダーを描画しているというスグレモノです。

この計算フィールドの中に書かれているLet関数を解読・カスタマイズすると、日本語表記にローカライズしたり、条件付き書式を使って土日に色をつけたりなんてことができます。

こちらは私が実際につくっているソリューションでカスタマイズした事例です。
当日から向こう3ヶ月のカレンダーも同時に表示させることで、月の切り替えなどをしなくても良いように工夫しています。


また、iPadで動くソリューションをつくるのであれば、カッコイイ・クールなインタフェースを実装したいですよね?

そういったiPadのGUIに最適化されたクールなテーマも多数同梱されています。
例えばこういったレイアウトのテンプレートが同梱されています。




ThemeStudioは、今のところ私が使っているWindows7/64Bit環境ではうまく動かないようなので、このThemeStudioを本格的に使うようになってからは、MacBookAirが開発のメインマシンになってしまいました。

逆を言うと、メインマシンを変えてまでも使う価値のあるパッケージだと思います。


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2011年4月26日火曜日

FaceBookから初めて仕事関係のコンタクト

本日もすっきりと晴れた長野県飯綱町。

今はスズメやツバメといったおなじみの野鳥たちの巣作りの季節で、うちの玄関先や軒下にもいくつかの鳥の巣が造られ始めました。

移住当初は、ウ◯チの掃除が大変なので、巣を作り始めたら追い払っていたのですが、スズメの数というのが、ここ数年で10分の1程度に減っているという話を聞いてからは、「まぁ掃除ぐらいやりますか・・・」と、放ったらかしていたら、小鳥の楽園のような状態になってしまいました(苦笑)

巣を作り始めたら、その場所に糞受をつけたりすることで、ずいぶんと掃除は楽になります。今のところ鳥インフルエンザの影響も無いようですし、うまく野鳥と共存しているITプロということで、今後も見守っていきたいと思います。

さて、昨日FaceBookを経由して初めて仕事関係のコンタクトが有りました。

ソーシャルメディアからのコンタクトが初めてだったので、「おぉ〜」っと新鮮なきもちでいっぱい(笑)

なぜその方が、名もない私のようなフリーランスに声をかけていただいたかというと、長野県内在住のFileMkaer認定デベロッパーということがポイントであったということ。

私も移住してきて、FileMaker仲間がいないかといろいろ探してみたのですが、長野県内はFileMaker未開の地なのか、FBAの法人はなく、認定デベロッパーさんもネットでは探しきれませんでした。(いないのかな?)

お引き合いの内容というのは、やはりFileMakerの開発者を探しているという件でした。

コンタクトを頂いた方も、FileMakerでカスタムアプリを開発された経験をもたれており、その良さをご実感している様子。

以前はFM-Tokyo(≠ラジオ)にも参加されていたとのこと。

しかし、私も開発パートナーがほしいぐらいたくさん案件を抱えており、これ以上の案件はお受けできない状態。

こういったことをお話している間に、なぜFileMakerの良さが他のプラットフォームで開発している技術者に伝わらないのかという話になりました。

その方も、相当ご自身の知り合いのソフトウェア会社にFileMakerでの開発を進められたらしいのですが、やはり食いつきが悪く、実現にはいたらかなったとうことでした。

やはりIT技術者(自称を含)のFileMakerに対する偏見は大きいのだなぁ〜と改めて認識しました。


私自身もFileMakerを自分でしっかりと勉強する前までは、相当の偏見(FileMaker=おもちゃ)を持っていたので、耳の痛い話ではあるのですが、逆を言うとそういったFileMkaerの良さを知らない人に、その良さを伝えること、そして興味を持ってくれた技術者には、自分がこれまで勉強してきたことを教えるということもできるのではないかと・・・

電話口でお話をしながら、そんなことを考えていました。

そこで、ここから先、なぜFileMakerで作るのか、なぜFileMakerは他の技術者に受け入れられないのか、どういったシステムがFileMkaerに向いているのか、FileMakerの限界はどこにあるのかなどを、このブログで考察していきたいと思います。

その考察の過程で、自分にもできることが何か見つかるかなと・・・
ひとりで仕事をしていると、あまりこう入った部分を深掘りして考えることが少ないので、なかなか良い機会。


っということで、次回からFileMkaerの深掘りシリーズを開始したいと思います。
それではこれから、娘の幼稚園の送迎に行ってきます!

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2011年4月20日水曜日

フリーランサーのセルフブランディング その2

おはようございます。

昨日、今日と毎週恒例になりつつある東京出張で、このブログの原稿が新幹線の中で書いています。

新幹線の中というのは、意外とクリエイティブな仕事をするのに向いている空間で、私はよくFreeMindを使って、会議のシナリオを作ったり、システムの基本設計をしたりしています。

自分がどういった作業をするときに、どのような空間で仕事をするのが生産性が上がるかを知っておくと、仕事が煮詰まった時に、それを脱却するのにすごく役に立ちます。

作業内容と気分によって、自由に作業場所を変えることができる・・・
これもノマド・フリーランスの良さのひとつですね。

さて、本日は昨日からの続き、佐々木俊尚さんの『ネットがあれば履歴書はいらない(以下、同書)』を読んで考察したことを書きたいと思います。

昨日は、「なぜフリーランサーはセルフブランディングが必要なのか?」について考察し、その理由付けとして「フリーランサーは営業に費やす時間が無いので、仕事が向こうから勝手にやって来る仕組みをつくることが望ましい」と結論づけました。

今回は、その「仕事が向こうからやってくる状況を如何につくるか?」という、より具体的なことに対して、同書で述べられている主張、方法論を交えて考察していきたいと思います。

最初に、相変わらず自分の考察の過程を徒然なるままに書いているので、お時間のない方は、最後に書いているまとめを読んでいただき、ご興味があれば全文を読まれることをおすすめいたします・・・

さて、まず具体的なテクニック論に入るまでに、フリーランサーのビジネス界における立ち位置を明確にしたいと思います。

その理由は、ネットを使ったブランディング手段・方法論というのは様々であり、その中には、大企業向けのものから個人向けのものまで各種存在すること、そしてその存在するツールを適切な物にしない限り、期待する効果は得られないのではという考えを持っているからです。

セルフブランディングをやりたいにもかかわらず、その方法論に大企業がやっているようなブランディング手法を取り入れることは、サイズの合わない服をあてがうようなもので、期待する効果を出すことは難しくなるでしょう。

なので、まずフリーランサーに最適なブランディングの方法論(武器)とはどういったものなのかについて考察してきたいと思います。

フリーランサーは、ビジネスの世界では極めて弱い存在です。
ランチェスター経営の竹田陽一先生によると、多くの中小企業、つまり弱者が大企業の真似事、つまり強者の戦略を採用した結果、苦境にあえぐケースが後を絶たないとおっしゃられています。

戦略、つまり市場における戦い方というのは、「強者の戦略」と「弱者の戦略」があり、それぞれに正しい戦略を採用しないと、とんでもない結果になってしまうということです。

フリーランサーは間違いなく弱者の存在。
なので、この弱者の戦略にあったブランディングを行うことが肝要であることが導きだされます。

では弱者の戦略とはなんでしょうか?
ランチェスター戦略における弱者の戦略において、特にセルフブランディングに必要な要素は次の3つに集約できると思います。

1:接近戦で戦う
2:一点集中主義に徹する
3:局地戦で戦う

なんだかゲリラチックでいいですね(笑)

こういった弱者が採用すべき戦略が見えてくると、ネットを使ったセルフブランディングもどのように行えばいいかが少しづつみえてくると思います。

まず、弱者はニッチで特異セグメントにいる客さんを相手にするほうが有利であり、何でも屋よりも「専門家」のほうが有利であり、広域の顧客を相手にするよりも、特定の地域や業界を相手にするほうが有利であることがわかります。

そうすると、まず自分の専門分野、つまり「私は何が出来るのか?」を、できるだけ詳細に分かりやすくネット上に公開することが必要になってくることがわかります。

また、ブランド=信頼と捉えると、やはり実績が一番の基板になりますので、これまで仕事で上げた実績についても、できるだけ詳細に公開することが求められるでしょう。そして信頼を得るもう一つのステップが、自分が継続的にスキルアップの為に勉強していること、自己研磨していることを公開するということも重要だと思います。

こういった詳細なプロフィールを公開することで、自分の強み・専門性・実績を公にすることがまず第一歩になります。
佐々木俊尚さんは、著書のなかで「自ら情報を公開することで、ブランドは築かれる。」そして、「情報発信を恐れてはいけない」と、同書の中で述べられています。

次に、公開したプロフィールを見込客、もしくは既存客に知ってもらう必要があります。
ちなみにフリーランスは見込客以上に、既存客に知ってもらう必要があると思っています。
その理由については、後ほど書きます。

このプロフィール拡散ツールとして、Webは極めて有効なツールなのではあり、その拡散装置となるツールがTwitter、FaceBook、そしてBlogになります。

これはら、すべて無料で始められることと、特にTwitterについては、次に述べる「エゴサーチ」の必須SEOツールとなるので、「弱者」のフリーランサーには極めて重要な装置になります。

それではまず、「エゴサーチ」そして「指名検索vs比較検索」の説明をしやすくするために、FaceBookから先に掘り下げていきたいと思います。
このFaceBookも弱者の戦略にはかかせない、これはネット上における接近戦用の武器になります。

一般的なWebページをネットの世界に公開するとなると、そこは強者・弱者がひしめき合うレッドオーシャン。
巨額のSEO/SEM対策費を投入している企業(強者)と戦う事になります。
これは弱者の代表格であるフリーランサーは極めて不利です。

しかしFaceBookであれば、まず「比較検索」をされることはありません。
必ず「名前(指名)」が先にきて、その後にそのひとのプロフィール(専門性)という順番で、アピールしたい情報(プロフィール)にアクセスされます。

例えば私のケースですと、比較検索というのは「フリー ITコンサルタント」や「FileMaker 長野」などといったキーワードをGoogleやYahooで検索されること。
これを比較検索といいます。

逆に指名検索というのは、そのものズバリを検索する。
例えば私のケースだと、Google検索で「岩佐和紀」と検索される。
この個人名を検索エンジンで検索することを「エゴサーチ」と言うそうです。
これは、同書を読むことで初めて知ったバズワード(?)になります。

さて、この「比較検索」と「指名検索」が、弱者にとって大きな差があるかは想像にたやすいでしょう。
比較検索を前提にしたブランディングというのは、広域戦であり、これは強者の戦略です。

比較検索を前提とするWebブランディングだと、他社と比較され、選択されることが重要となってきます。
よって、「他社のサイトと比較して」洗練されたデザインも必要でしょうし、何よりもSEO/SEM対策に神経を尖らせる必要があります。
その対策には、巨額の費用と労力が必要であり、弱者のフリーランサーが採用すべきでないことは明らかです。

しかし、指名検索を前提とするWebブランディングの戦術であればSEO対策は極めて簡単になります。

例えば私の例を見てみます。
私の名前をGoogle検索すると、まずTwitterのページが最上位に検索されてきます。
※ちなみに私と同姓・同名のプロボクサーがいるのですが、その方よりも上位に検索されるようです(笑)

このようにTwitterに「実名」を公開して、定期的につぶやくことによって勝手にSEO対策がなされます。
Twitterは指名検索に極めて最適なSEO対策ツールであり、また「弱者の戦略」を遂行する上でのアーミーナイフのような存在といえます。

但し、指名検索をしてもらうには、まず名前を覚えてもらわないといけないわけですが、ネームバリューのない私のようなフリーランサーは、自分の名前を覚えていただく機会が極めて乏しい。

っということで、自分の名前を覚えてもらうのにTwitterをつかうのは有効な手段ではないかと思うのです。

リアルの世界における信頼関係に置き換えて考えてみましょう。
人と人とが知り合い、打ち解けあうプロセスは、いきなり全ての情報をさらけ出すのではなく、当たり障りの無い、一般的な情報交換から、徐々に核心となる情報の交換に移っていくはずです。

こうやって、お互いが一歩踏み込む障壁を少しづつ下げてゆき、適切な距離を図りながら信頼関係というのは築かれていきます。

この徐々に情報を出すツールとしてTwitterは最適なツールになります。
そもそもTwitterが一度に140文字しか投稿できない制限があるので、まとまった情報を出すことは不可能ですし、Twitterのプロフィール欄もわずか160文字。極めて限られた情報しか発信することが出来ません。

ただ、限られた情報だからこそ、多くの人に自分という存在をカジュアルに知ってもらうきっかけにもなります。
重要なのは、Twitterを通じて自分に興味を持ってくれた人に、より自分の専門性・強みを知ってもらう導線をつくっておくこと。

これがBlogでありFaceBookになるわけです。

①Twitterで人の役に立つ情報をつぶやく。
②興味を持ってくれるひとが、Twitterのプロフィール欄を見る。
③簡単なプロフィールを見てもらう。(※実名を載せておく)
④より詳しく知りたいという人のためのプロフィールサイト(Blog/FaceBook)を用意しておく。
⑤自分に興味を持ってくれた人と、インタラクティブに情報交換ができる手段を用意しておく。

おおよそ、このような導線が出来上がります。

そして、③のプロフィール欄には、先にも述べたとおり実名を載せておくことが重要です。
それは、ズバリ自分の名前をエゴサーチしてもらうことが目的です。

フリーランサー、つまり弱者のwebを使ったブランディングは、如何に「エゴサーチ」の対象になるか、そしてエゴサーチで検索された結果が、自分を必要としてくれる人にとって、有用な情報が上位に検索されてくるかが重要になります。

このエゴサーチの入り口がTwitterとなるわけです。
このTwitterをエゴサーチの入り口にするという戦術は、佐々木俊尚さんの「ネットがあれば履歴書はいらない」で語られています。
個人的に、この部分は同書におけるTwitter利用の「キモ」になる部分だと認識しています。

そして最後のブログ。
私もFaceBookとTwitterのブランディングにおける活用方法については、すぐに理解できたのですが、Blogについてはどうしても「旧来のモノ」という印象が拭えず、どう活用するのが最も効率的なのか、捉えきれずにいました。

佐々木俊尚さんは、同書の最後で「ブログは講演会場、Twitterは立食パーティー」と表現されていました。
なるほど、そういう捉え方かとまさに目からウロコでした。

そうすると、Blogは「もし自分の専門性や成果を講演会で発表するとしたら、どう行った情報を発信できるか?」という表現の場、成果発表の場ということになります。
こういう役割が設定できると、その活用方法も明確になってくるのではないでしょうか?

また、導線の終着点がブログとなると、その入口に当たるTwitterでどういった内容をつぶやくのが有効なのかも必然的に見えてくるわけですね。

こうやって、一連のツールが有機的に組み合わさることによって、フリーランサーが構築すべき「仕事が向こうからやってくる」仕組みの土台が出来上がるわけです。

もちろん、実力のないフリーランサーは、ブランディングよりも先に実績をつくるなり腕を磨くなりして、「使える人」になることが先になりますからね(笑)

同書には、セルフブランディングを意識する上で、Twitterでつぶやく内容や、カジュアルツイートとフォーマルツイートのブレンド具合に関するサジ加減の"黄金率"にも触れられています。

また、Twitterだけではなく、FaceBook/Blogの活用方法、それにSBIビジネス等のWebサービスについてもしっかりと押さえられています。

ベビーユーザや専門家にとっては、もしかしたら物足りない内容かもしれませんが、各ツール同士の役割・位置づけ・連携方法がうまくまとめられた、「弱者のWebブランディング入門書」としては、極めて優れた書籍だと思います。

さて、今回も相変わらずの長文になってしまいましたが、まとめに入りましょう。

【まとめ】

1.フリーランサーはビジネス界の弱者であり、ブランディングにも弱者の戦略が必要。
2.弱者の戦略は接近戦、局地戦、集中突破戦略に集約される。
3.フリーランサーがネットでブランディングするには、これらの戦略を最も忠実に実行できるエゴサーチ誘導を最重要視すべき。
4.エゴサーチの入り口はTwitter。自分の専門性・強みをカジュアルにつぶやく。
5.Twitterを入り口として、自分の専門性をアピールできる仕組みを用意しておく。それがFaceBookであり、Blogである。
6.ブログは講演会場、Twitterは立食パーティと意識。発信する内容にフォーマルとカジュアルの色付けをして、メリハリを付けることが重要。

こんな感じのまとめです。

これを受けて、私のFaceBookやTwitter、Blogで発信する内容も、もう少し絞り込む必要がありそうですね。

さらにブログの書き方、相変わらず文章が長い。
もしかしたら、これが最も反省すべき点かもしれません・・・

また、その前に、自分の専門性、強み、そしてユニークな部分をより明確にすることが、その先のブランディング術を一貫したものにするためにも必要です。

個人的に考察した結果を羅列しただけの、長い長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

こちらに出した情報が、あなたのお役に立てれば幸いです。

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